マンホール蓋メーカー・長島鋳物さんへ見学に行ってきたよ!


9月5日、埼玉県は久喜市にある長島鋳物株式会社様
マンホール蓋製造工場見学に伺いました。

もちろん、もちろん、見たものも面白くて楽しくて興味深くて感動したのですが、
長島鋳物の皆さまのご配慮や暖かさに感動しっぱなしの1日でした。


待ち合わせ時間前に、ちょっとだけ周りをお散歩。

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旧鷲宮市のカラー蓋。駅近くではこれが発色が良くて、
ここに来るマンホーラーはみんなこれを撮っていくという噂が。

なんか発色がおかしい。今回は新調したばかりのカメラを持参したので、まだつきあい方がうまく行かず
色や明るさが思うように撮れませんでした。もったいない…
ときどき暗かったり色調がおかしな写真がありますが、ご容赦下さい。

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久喜地区の消火栓。
消防徽章が細かくて格好いいと思ったのに、お喋りしてて撮り忘れた!不覚。

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旧鷲宮市章入りJIS。
この人孔縁塊のような人孔口環のようなものは伊藤哲男さん著「マンホール鉄蓋」に
「コンクリートを入れると縁塊となるようにした枠」とあるのだそうです。哲学的。
@rzeka_52さん、教えて下さってありがとうございます!
個人的には「鉄枠付き人孔口環」という呼び方がしっくり来るからそう呼んでおく。

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長島さんのテトラ地紋の蓋も。ほくほく。


さて、そんなこんなで待ち合わせ時間。タクシーで長島鋳物さんに到着!

長島鋳物さまに見学に伺うのは去年に引き続き2回目。
前回も外観撮るのを忘れたから今回は撮らなくては!と思っていたのに、
足元の蓋に夢中でまた忘れた(T-T)

今回は
「外観・木型はネットにアップOK。工場内は秘密のものもあるから、
撮るのはいいけどアップはやめといてね」
とのこと。
その他アップしていいものは個別に教えてくれました。非常に分かりやすくてありがたい。

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長島鋳物さまに到着、通された部屋には木型がずらり。きゃーー!
実はこれ、長島さんから事前に「どの木型が見たいか」と聞いてくださり
リクエストを受け付けてくれたんです。なんてありがたい。盛り上がる一同。


見せていただいた木型の中で、私の好きなものをいくつかご紹介。

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蓋界隈では有名な多摩の蓋。細かい!
信じがたいことに、ここに並んでいるもののほとんどは職人さんの手彫りなんだそうです。

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山梨県にあった旧六郷町の蓋。現在は合併して市川三郷町になっています。
はんこが伝統産業なのだそうで、篆書体+判子のデザイン。
全く読めなかったので教えてもらいました。「特定環境保全 公共下水道事業」と読むそう。素敵!
これはなくなる前に撮りに行きたいな。

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そしてこれ!大好きな川口市の蓋。

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本当に編んであるようなデザイン。これが手彫りとは。すごすぎる…

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そしてこれ!これ!これーーーー!!!
憧れの行田市の巨大下水くん蓋!

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この木型そのままの蓋写真はなかった。同じ行田市の古そうな蓋。
なぜ縁石が切れているかというと、夫が撮ってくれたものだからです。
彼は気にしないんですそういうこと。
この蓋大好きなのに、私はまだ行田市に行ったことないんですよ。早く行きたい。

ちなみに現在の蓋はここまで大きなキャムバはありませんが、
中心を1mm弱盛り上げることはあるそうです。

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上下に、デザインより一段厚い部分が。蝶番と鍵部分を補強するためだそう。丁寧な仕事!


木型を見たあとは、工場をじっくり見学させて頂きました。
前回も5時間近くかけて見学させてもらって大満足だったのに、今回はなんとお昼を挟んで丸1日!


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昼食はいつも長島さんで取っているお弁当を注文して下さいました。すごい経験です。

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敷地内には色んな蓋が設置してありましたが、これは「トマソン蓋」(長島さん命名)。
鍵穴など細かい部分は砂型に「中子」という部品を置いて形を出すのですが、
これは中子の置き忘れで穴が全くない蓋が出来てしまったんだとか。激レア!

「これはウチとしては非常に恥ずかしいものですね。ツイートしてOKですよと長島さん。太っ腹!w


7時間に及ぶ見学は、あっという間に終了。夢のような時間でした。

さらに、なんと、お土産まで持たせて下さったんです!

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1/6スケールのミニ蓋と、プレート!

ミニ蓋は本物の蓋と同じ工程で作られています。
実は去年も下さったんですが、本物と同じデータを使うと地紋が潰れてしまうので、
地紋のサイズを調整して型作りをしているのだそう。
普通の製造ラインには乗らないので、木型作り・砂型作り・注湯・塗装などなど全部手作業。
なんて大変な手間を(T-T)

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せっかくなので、去年いただいたミニ蓋と並べてみた。
ピカピカの蓋はうまく撮れないんです。嬉しい悩み。

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去年頂いたものは長島テトラ地紋が凹なのに対して、

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今年頂いたものは凸になっている!
これ、型から全部新しく作ってくださったってことですよね。なんてこと!

凸型の方がひとつひとつの模様が独立しているので、耐スリップ性が高いのだそうです。
ミニ蓋もしっかりバージョンアップしているんですね。

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こちらは蓋の裏側に表示するための商品番号?なんていうんだろうこれ。
1文字1文字に意味があり、どんな製品かが分かるものなのだそう。

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このJとかFとか!!素敵!型抜けが良くなるような工夫?

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余談ですがこのミニ蓋、濡らすと非常に格好いいんです。
霧吹きを片手に、吹いたり拭いたりしてニヤニヤ写真撮ってました。
でもかっこよさがうまく写真で表現できない…。ぜひともお試しあれ。


あーーー本当に楽しかった!

参加者が皆さん素敵な方だったのも思い出に残りました。

ふわふわしたイメージだった可愛い女性がJeepに乗って颯爽と現れたり、
駅からマンホールさん以外で国立競技場の蓋を買購入した強者がいらしたり、
見学中にマンホール蓋を購入しちゃう人がいらしたり、
測量野帳を使ってメモを取る人が私を含めて3人もいたり、
キムワイプが登場してみんなで盛り上がったり、ほんと皆さん素敵な方でした。

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こちらは懇親会で見せていただいた透かしブロック野帳。すごすぎる。
これいいなあー!手描きってところが本当に素晴らしい。異体JISで真似したいな。

懇親会も本当に楽しくて、あっという間でした。
皆さまとご一緒できて幸せです。ありがとうございました!



最後に、長島さんはじめ長島鋳物の皆さまに最大級の感謝を。

今回なにより感動したのが、長島鋳物の皆さまの配慮とお気遣いでした。
私達が「できればもっと見たい」と言っていた文字プレートや木型を見る時間をすごく長く取って
木型をいちいち引っ張りだして見せて下さったり、
こんなところまで見せていいの!?と思うほど色んな物を仔細に見せて下さったり。

何よりほぼ1日を潰して従業員の皆さまが対応して下さって、お土産まで…。

正直、長島鋳物さんにメリットはあまりないはずなのに
単なる鉄蓋ファンにここまでして頂いて、感謝の言葉もありません。
私達が喜ぶだろうと思って色々考えて下さったんですよね。感涙です。
何かお返しをしたいけど、買い支えられる種類の商品じゃないのが歯がゆい。



皆さま、本当にありがとうございました!とても幸せな気持ちになれた一日でした。
あと帰りに酔っ払って心配かけた皆さまごめんなさい!無事に帰れました!










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2 Comments

たくあん says...""
素晴らしいレポートありがとうございます!

ん~行けなかったのが残念。
もう少し早く知っていたならな~

自分は行っていないのに、何だか行ったような気持ちになりました。
ありがとうございました。
2015.09.07 12:29 | URL | #HfMzn2gY [edit]
みわ says..."Re: タイトルなし"
>たくあんさん

ご覧いただいてありがとうございますーー!
本当に楽しい見学会でした。

次回もきっとやってくださると思うので、その時はぜひ!
2015.09.10 11:18 | URL | #- [edit]

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